Compositor: PON
ひたるかこにねむれないよるのなか
たばこのけむりがまうしろくにごってはきえる
ためいきさえはきだせるだけましかな
ふかくふかくすいこんだあたりさわりのないひび
せかいのことだいたいはわかってきた
かなわないことだらけでかみさまはいないみたいです
ぐちふあんふまんつみあげてみたそのさき
そらのうえかがやくのはいつのひかみつけたゆめ
かなしみおよぐよるにだって
さしこむあさひがあるんだって
こんしんのつよがりも
ふるえたかたにもやさしすぎるくらいのひかり
きえちゃうくらいならくんなって
なんどもなんどもさけんだっけ
だれもおぼえてもいない
ひとりわたるよるのうみ
このめにみえるものにおどらされて
みえないものふみつけた
きづかずにとおりすぎた
あなたのむねのなかにいたいだけ
こころのおくかたすみにわすれないでほしいだけ
ときがながれすすんだって
ともにいきるひびがあったって
ふりかえっていいかな
たしかにぼくらはすすみつづけてきたよな
もうもどれないよかこなんて
だからまたまえをむくだぜ
きおくにせなかをされ
ひとりわたるよるのうみ
くりかえすようなひびのなかで
どうにかじぶんをつなぎとめる
なんどもなみだをながしながら
どうにかじぶんをしんじてみる
だれかになにかをいわれようと
どうにかじぶんをつなぎとめる
なんどもこぶしをにぎりながら
どうにかじぶんをしんじていたいぼくは
かなしみおよぐよるにだって
さしこむあさひがあるんだって
こんしんのつよがりも
ふるえたかたにもやさしすぎるくらいのひかり
きえちゃうくらいならくんなって
なんどもなんどもさけんだっけ
だれもおぼえてもいない
ひとりわたるよる
あたらしいあさに
むかいわたるよるのうみ